7月下旬、札幌市の繁華街ススキノで酒気帯び運転した上、その身代わりを立てたとして、28歳の会社経営の男と、身代わりになった25歳の従業員の男が逮捕されました。
酒気帯び運転と犯人隠避教唆の疑いで逮捕されたのは、札幌市中央区宮の森に住む会社経営、土門大樹容疑者28歳です。 警察によりますと、7月23日午前6時半すぎ、札幌市のススキノで、目撃した人から「車が道路で停まっている。車の中で男が寝ている」という通報がありました。 警察官が駆け付けると、土門容疑者が1人で乗った車が交差点の手前で停車していたため、呼気検査すると、酒気帯び運転の基準値を超えるアルコールが検知されました。 これに対して土門容疑者は、経営している会社の25歳の従業員に「ここまで運転してもらった」などと説明、事情を聴かれた25歳の従業員も「運転しました」と話しました。
しかし、その後の捜査で、2人の話はウソだったとして、土門容疑者だけでなく、身代わりになった25歳の従業員の男も犯人隠避の疑いで逮捕されました。 取り調べに対し、土門容疑者は「冷静じゃない状態でお話しできない」。25歳の従業員の男も「話したくありません」と話しているということです。 警察は、引き続き経緯などを詳しく調べ、2人の容疑の裏づけをすすめています。