北海道は冬型の気圧配置が強まり、空知や上川を中心にまとまった雪が降りました。凍結路面で事故も起きています。
市民が朝から除雪に追われた滝川市。金曜日から湿った雪が降り続け、27日朝までの72時間の降雪量は道内1位の55cmとなりました。市内の融雪溝はあふれそうになっています。
永山友菜記者:「滝川では多くの雪が降り積もり、除雪が追いついていません。深さも私の膝ぐらいまであります」。
歩道から抜け出すのも一苦労です。日中はプラス気温となった滝川市、雪は水分を多く含んでいます。
永山記者:「すごい重いですね雪。腰が痛くなりそうです」。
滝川市民:「(融雪溝に)ぐっと押してやるの」。
永山記者:「入れるのもすごい大変ですね」。
雪に慣れた滝川市民も、今シーズン初の大雪に疲労困憊です。
滝川市民:「いっぺんにこうやって来られたら大変。休み休み無理してでもやっている」。
この雪と寒さで事故も多発しています。
前田愛奈記者:「車は奥の車線を走っていました。その後、中央分離帯を越えて横転したということです」。
午前9時半すぎ札幌市北区篠路町拓北で、雪が残る道路を走っていた乗用車が横転し運転していた男性が軽いけがをしました。また、月形町の国道では27日朝、トレーラー2台が道路をはみだす事故が発生。いずれの現場でも道路は凍結していました。
佐々木一真アナウンサー:「前方、車が道路脇の溝に落ちてしまっていますね。」。
26日、旭川市で発生したスリップ事故。運転していた男性が、当時の恐怖を語りました。
運転手:「カーブのところでスリップして逆側にハンドル切って半回転した。怖かった。
急に降ったからまだ慣れていなくて、どのぐらい滑るのかまだ理解できていなくて」。
前田記者:「けさまで凍結していた路面なんですが、現在はシャーベット状になっています」。
真冬の寒さから一転、道内には今夜から暖気が流れ込み、札幌では28日11℃まで気温が上がる予想です。路面状況の変化に注意が必要です。