青葉被告から謝罪を受け遺族「いい報告できるかな」一方で「判決出るまで完結しない」

京都アニメーション放火殺人事件の裁判で青葉被告が初めて遺族らに謝罪の言葉を述べました。 京都アニメーション放火殺人事件の裁判は、遺族らと生存した被害者の意見陳述を聞いた青葉真司被告(45)に対する被告人質問が行われました。 アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』でキャラクターデザインなどを務めた寺脇(池田)晶子さんの夫が「寺脇(池田)晶子に対してどう思うか?」と尋ねると、青葉被告は「申し訳ないと思います」と回答。 一方、「『涼宮ハルヒの憂鬱』は今でも好きか」と問われると「手本にすべき作品だが魔性の作品でそういう作品と出会わなければ事件を起こさなかった。今も『人を狂わせる作品』という認識だ」などと述べました。 裁判を終えた晶子さんの夫は次のように話しました。 (寺脇(池田)晶子さんの夫) 「晶子と子どもにはいい報告、2人とも前向きになれる報告ができるかなと、結局は判決が出るまでは報告は完結しない」 「自分の納得ができるような謝罪だったかというと、望んでいる謝罪まではちょっと及んでないかなと。一体何に反省をしているのか、何に対して後悔しているのかがあまり明確になっていない。『小説を落とされた』『意気消沈してた』『自分の感情を制御できなかった結果、起こしてしまった』と自分から積極的に原因を話したうえで『ごめんなさい』というのが僕が望んでいた謝罪の仕方」 裁判は12月7日、結審する見通しで判決は来年1月25日の予定です。

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