福岡市にある団地の敷地内で、帰宅しようとしていた小学生の男子児童(11)を壁に押しつけるなどの暴行を加えたとして、配送業の男(41)が暴行の疑いで6日、逮捕された。「手を出していない」という趣旨の供述をして容疑を否認している。
◆いきなり児童に“暴行”した疑い
配送業の男(41)=福岡市早良区星の原団地は今月5日午後3時すぎ、同早良区にある団地の敷地内で小学生の男子児童(11)に暴行を加えた疑いが持たれている。警察によると、当時、この児童は友人2人と一緒に帰宅途中だった。一方、逮捕された男は、団地の一室に荷物を届け、1階に降りたところで児童たちと鉢合わせし、事件が起きたとされている。警察は、男がいきなり児童の胸を押して壁に押しつけたとみている。
◆車のナンバーから浮上した
一緒にいた別の児童の保護者が通報し捜査が始まった。男は車に乗ってその場を離れたものの、児童たちが記憶していたナンバーを基に容疑者を特定したという。裏付け捜査の結果、暴行容疑が固まったとして、警察は6日早朝、男を自宅近くで逮捕した。男は取り調べに対して「小学生に手を出していない」という趣旨の供述をして、容疑を否認している。警察が詳しい経緯や動機を捜査している。