25日午後4時50分ごろ、東京都北区赤羽1の焼き肉店から火が出ていると119番があった。捜査関係者によると、午後7時半現在、焼き肉店が入る2階建て建物を含め計4棟で延べ約200平方メートルが焼けた。40代の女性が煙を吸い込み救急搬送されたが、命に別条はないという。逃げ遅れた人などは確認されていない。
現場はJR赤羽駅から北に約200メートルの飲食店などが建ち並ぶ地域で、周辺には小学校もある。煙が立ち込める中に規制線が張られ、警察官らが「まだ消火活動中で危険なので立ち止まらないで」と呼びかけていた。
近くの飲食店の男性店長(47)は「店の中にまで入ってくる焦げ臭いにおいで、火事が起きていると気づいた。料理の仕込みの途中だったが、延焼の危険があったので臨時閉店とした」と話す。「消火活動が終わるまで気が気でない」と不安そうに語った。
【菅健吾、加藤佑輔】