記録的な大雪となっている北海道・留萌市では、25日も市内を走る路線バスが運休するなど、市民生活への影響が続いています。
富永誌衣那記者)
「留萌市上空です。(屋根や道路にたくさんの雪が積もっていて)一面真っ白です。屋根の上に大量の雪が積もっています」。
この週末も雪が降り続いた留萌市。積雪は1mを超え、平年の3倍以上の大雪となっています。
留萌市民)
「(雪は)もういい加減にしてほしい」
前田愛奈記者)
「こちらのゴミステーション、住民の方によりますと、先週の月曜日から回収されていないということです。中をあけてみますと、パンパンに詰まっています」
市によりますと、雪で道幅が狭くなってゴミ収集車が入れない道もあり、先週は一部の地域でゴミの回収ができなかったといいます。
前田愛奈記者)
「この道、対向車も通れるような道なんですが、ただもう車1台通るのがやっとですね」
市民の足にも影響が。中心部を走る路線バスは、今月17日から運休が続いています。
留萌市民)
「まちに行って病院行ったりするのが一番困る。買い物も」。
(Q.病院はどうしている?)
留萌市民)
「仕方ないから我慢してじっとしている」。
(Q.タクシー待っているんですか?)
留萌市民)
「ぜんぜん来ない。頼んでいても遅れている。いや遅いね。15分くらいって言ってたけど、30分くらい待ったんじゃないかな」
バス運休の反動で、市内唯一のタクシー会社には電話が殺到しています。
「はい、小鳩交通です」
タクシーの配車を求める電話が、普段の2倍ほど入っているといいます。
小鳩交通留萌営業所・佐々木一弘所長)
「最大で30分から40分待ちになってしまっています。入れない道路も出てきますので、その辺ご迷惑かけながらなんとか運行しています」
道路状況を少しでも良くするため、25日も市内の至る所で除雪車や排雪車の姿が見られました。
富永誌衣那記者)
「大量の雪を載せたダンプカーが、雪を降ろしています」
ダンプカーの運転手)
「7往復ですね。午前中だけで」
北交産業・清水豪営業部長)
「12月が物流トラックの方も忙しくて今回は除雪も忙しいので大変なんですけど、なんとかみんなで協力しあってやっているところではあります」
留萌の市民生活に大きな影響を及ぼしているこの大雪。25日夜から再び北海道北部を中心に雪が強まり、さらに積雪が増える見込みです。