自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、安倍派などの事務所が家宅捜索を受けた事件で、東京地検特捜部が松野前官房長官ら安倍派幹部の4人を任意で事情聴取していたことがわかりました。
特捜部から事情聴取を受けたのは、安倍派の事務総長を務めた経験を持つ松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、さらに安倍派幹部の世耕弘成前参院幹事長、塩谷立座長の4人です。
安倍派の政治資金パーティーでは、議員側が売ったパーティー券の収入が割り当てられたノルマを超えると、派閥側から議員側にキックバックされ、一部は政治資金収支報告書に記載されず裏金になった疑いがあります。
関係者によりますと、4人はきのうまでに特捜部から任意で事情を聴かれたということで、収支報告書への不記載について派閥の幹部としてどう認識していたか確認されたものとみられます。