自民裏金事件を海外メディアも報道…岸田政権が世界に恥さらし「国賓訪米」が消滅危機

政権を揺るがす裏金事件が、ついに海外に“飛び火”してしまった。
英BBC電子版が23日、自民党の裏金事件について報道し、日本のSNSで話題になっている。
BBCは〈日本政治を揺るがす裏金疑惑 岸田政権はどうなるのか〉との見出しを掲げ、自民党議員が派閥のパーティー収入を裏金化していたスキームを詳細に報道。裏金事件のみならず、〈自らの息子が首相官邸をパーティーに利用していたことが問題視されるなどした〉と、岸田首相にまつわるスキャンダルにまで触れている。
事件の影響については〈減税から外交問題、さらには首相の主要政策である防衛強化に至るまで、政府の方針が変わる可能性がある〉と評価している。
これに、日本のX(旧ツイッター)では〈海外にもついに情報が流れ出した〉〈日本の議員が取り上げられ世界の恥となってる〉〈世界の信用失墜するニッポンの恥さらし〉といった声が続出している状況だ。
今後、海外メディアの報道が続けば、岸田自民は全世界に恥部をさらすことになりかねない。国際的な信用を失う恐れすらある。となると、「外交の岸田」も形無しだ。特に、岸田首相が最も頼りにしているアメリカのバイデン大統領にソデにされる可能性がある。
訪米後の“花道”論も立ち消えか
「総理は11月に訪米し、サンフランシスコで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)に出席。日米首脳会談でバイデン大統領から公式訪問の招待を受けました。時期は来春で、国賓待遇となる予定です。危険水域に落ち込む内閣支持率を反転させたい総理は、この国賓訪米を政権浮揚の材料にしたいと考えている。一方、自民党内では、訪米と米議会での演説を“花道”にした退陣シナリオも囁かれている。しかし、裏金事件にまみれる総理に、バイデン大統領が会おうとするか、微妙な状況になっているのです」(官邸事情通)
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。
「来秋に大統領選を控えたバイデン大統領が岸田首相を国賓として招く狙いは、アメリカにとって有利な条件を日本から引き出し、選挙で実績としてアピールすることでしょう。政治力を失い、いつ代わるか分からない日本の総理大臣と突っ込んだ話ができるのか。バイデン大統領は積極的に会いたいとは思わないでしょう」
“フミオ、もう来なくていいよ”と言われたら、岸田首相は立ち往生必至だ。

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