官製談合で在宅起訴の奈良・三郷町長が辞職表明 保育園建て替えの入札情報を業者に漏らした罪 1月にも失職

奈良県三郷町が発注した事業の入札情報を業者側に漏らしたなどとして、大阪地検特捜部に在宅起訴された三郷町の森宏範町長(64)が28日、辞職願を提出しました。
来月にも失職することになります。
森町長は、2020年に実施された町立保育園の建て替えに伴う事業の一般競争入札で、非公表の設計価格を業者に漏らしたとされ、大阪地検特捜部が21日、官製談合防止法違反の罪で在宅起訴しました。
森町長は28日に開いた会見で辞職を表明し、「予定価格を教えたのは、地元で頑張り、町政の推進に協力してくれる業者に、良い仕事をしてもらいたいとの思いからだった」とした上で、見返りは得ておらず、見返りの期待もしていないと主張しました。
辞職を決めた理由については「入札の公正さに疑義を抱かせるような行為だったとの指摘は、真摯に受け止めなければいけない」と説明しています。

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