「一つずつ片づけるしかない」被災地は雪でボランティア活動も中止に 疲弊する住民 新潟市西区

能登半島地震から8日で1週間、被災地は復旧というにはほど遠い状態で住民の顔には疲れがにじんでいます。
新潟市では7日夜からの雪で10センチを超える雪が積もりました。
被害が大きい西区では…。
【記者リポート】「液状化で出てきた泥の上に雪が積もっている状態です。雪と泥が入り混じる中、泥の撤去が行われています」
雪の影響でボランティアの活動は中止に…雪は復旧作業の妨げにもなっています。
【復旧作業を手伝う人は】「雪を一緒に入れて出すってなかなか出来ないので、上の雪を払ってから砂だけとか、土を詰めて積んで出すような形しかできないと思うので、その分ちょっと手間になる」
土のうの回収は6日から始まりましたが、まだ多くの土のうが道路脇に積まれたままになっています。
【住民は】「除雪するのに雪を今度(道路)脇に固めないとダメなんで、とりあえず土のうがあると土のうの上に雪を乗っけちゃうような状態になっちゃうので、早くとってくれた方が助かる」
一方、西区では、除雪が行われていない道路がありました。西区の建設課によりますと、地震による道路の損傷が除雪で拡大する恐れなどがあるため一部の市道で除雪を見合わせたということです。
【住民は】「去年みたいな大雪になっちゃうと、ちょっと大変ですよね」
そして、住民には疲れがにじみます。
Q 「地震から一週間ですけども…」
【住民は】「あ~もうそんなに立つんですか?何が何だかわからない毎日でしたね。一つずつ片づけるしかないなと思ってますね」
地震から1週間。新潟市は被害を受けた建物の件数について「調査中」としていて、被害の全容はまだ明らかになっていません。

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