大分市神崎の高崎山自然動物園で、毎年恒例のサルの人気投票「選抜総選挙」が実施されている。同園のキャラクターを含む21匹がエントリーしており、投票は15日午後5時まで。結果発表は20日午前10時。
2012年に始まり今回で12回目。例年は雄が「イケメンザル部門」、雌と子供が「人気ザル部門」でそれぞれ順位を競っていたが、今年は初めて部門を分けない「統一選挙」とした。エントリーするサルは、サル自らによる抽選と職員の推薦で決定。候補のサルの顔写真に職員が考案したキャッチフレーズを添えた選挙風ポスターを同園のホームページなどに公開し、投票を募っている。
エントリーしたサルは、38歳で同園最高齢のハジメ▽背中と手に白い毛が交っているピー▽23年最初に生まれたペッパーミル▽20、21年にイケメン部門で連続2位に輝いたマルオ▽雌として初めて群れのトップに立ったヤケイ――など、同園の人気者が勢ぞろいしている。
投票は入園口に設置してある投票用紙か、同園のメールアドレスに必要事項を記入して送信することで完了する。
結果は入園口付近で実施するセレモニーで発表。投票した人の中から抽選で10人に同園のオリジナルグッズを郵送する。
担当者は「写真で顔の違いを細かく見て楽しんでもらい、『推し』のサルを見つけてほしい」と話した。【神山恵】