JAXA探査機「SLIM」日本初の月面着陸に成功

JAXAの月面探査機「SLIM」が日本初の月面着陸に成功しました。
将来の月や惑星探査に必要な「ピンポイント着陸技術」の実証などのため、宇宙航空研究開発機構(=JAXA)が中心となって開発した月面探査機「SLIM」が20日、日本初となる月面着陸に成功しました。
SLIMは去年9月に種子島宇宙センターから打ち上げられ、JAXAによりますと、20日午前0時に降下を開始し、計画通りおよそ20分かけて月面に着陸したということです。
月面着陸は、これまでアメリカや旧ソ連など4か国が成功していますが、いずれも目標地点までの誤差が数キロから十数キロの着陸でした。
一方、SLIMは降下中に月面の撮影を行い、事前の画像データと照らし合わせながら目的地に向かい、軌道を自動修正して誤差わずか100メートルの“ピンポイント”着陸を目指しています。
ピンポイント着陸ができたかどうかについては、データ分析などを行い、およそ1か月後にわかるということで、成功となれば将来の有人月面探査などに向け、日本のプレゼンスを高めることになります。

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