岸田首相(自民党総裁)は15日夜、自民党が派閥の政治資金規正法違反事件に関与した議員らに実施した事情聴取の報告書を公表したことを受け、「客観性、中立性にも最大限、配慮した報告書を取りまとめてもらった」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相は「今後もあらゆる機会をとらえ、関係者には説明責任を果たしてもらわなければならないし、党としても求めていきたい」と強調し、関与した議員らの政治責任に関しては「今回の調査や関係者による今後の説明責任の果たし方を踏まえ、党として判断していきたい」と語った。