参院政倫審も全面公開へ、自民・松山参院幹事長「日程を調整」…野党は32人全員の出席求める

自民党の松山政司参院幹事長は3日のNHK番組で、自民党派閥の政治資金規正法違反事件を受けて行われる見通しの参院政治倫理審査会に関して、テレビ、インターネット中継を認める全面公開の形式で実施されるとの見通しを示した。
2月29日と3月1日に実施された衆院政倫審は全面公開で行われた。松山氏は参院政倫審の開催について、「日程を調整し、前向きに進めていきたい」と述べた。
これに対し、野党は、派閥からの還流分などを政治資金収支報告書に記載していなかった参院議員計32人の出席を求めている。立憲民主党の斎藤嘉隆参院国会対策委員長は同じ番組で、「すべての方に出ていただくことが大事だ。そのことなしでは実態解明にはつながらない」と語った。
一方で、「政治とカネ」を巡る問題を協議するための参院特別委員会の設置について、斎藤氏が「設置に向けて議論を進めたい」と述べ、松山氏も応じる考えを示した。

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