沖縄県うるま市で防衛省が計画する陸上自衛隊の訓練場新設を巡り、反対する市民団体らが１０日、「自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会」を結成した。結成式では、署名集めや集会、国への要請などを行っていくことが確認された。
求める会には、地元自治会や隣接する金武町の区長会など、計１７の市民団体が参加。共同代表に就任した伊波常洋元県議は「（計画は）合意も得ず、事前の打ち合わせもなく、順序を間違えている」などとあいさつし、白紙撤回を求める考えを強調した。
訓練場新設を巡っては県議会が白紙撤回を求める意見書を全会一致で採択。玉城デニー知事や中村正人市長も断念を求めている。
［時事通信社］