著名人をかたる人物のSNSを経由して、70歳の女性が金の積み立て投資を持ちかけられ、およそ7億円をだましとられたことが分かりました。SNS型の投資詐欺では過去最多の被害額ということです。
警察によりますと、茨城県内に住む70歳の女性がインターネット上で投資を勧める広告を開いたところ、森永卓郎さんをかたるLINEアカウントの追加を促す画面が出て、追加しました。
女性は森永さんと信じたそのアカウントの人物から金の投資を勧められ、あわせて44回、およそ6億9000万円を振り込むなどしたということです。
女性が利益を引き出そうとしたところ、アカウントの人物に「手数料が必要だ」などと言われ、引き出せませんでした。
その手数料を用意する目的で、ふたたびインターネットで投資の検索をしたところ、今度は堀江貴文さんを名乗るLINEアカウントの追加を促され、その人物が堀江さんだと信じた女性は、あわせて4回、およそ1000万円を振り込んだということです。
女性が詐欺を疑った際、アカウントの人物と連絡が取れなくなったことをきっかけに、今月、警察に被害届を提出したことで事件が発覚しました。
警察庁によりますと、SNS型の投資詐欺では過去最多の被害額だということです。