東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)の告示まで1カ月が迫る中、東京都の小池百合子知事は17日の定例会見で自身の進退を問われ、「現職なので、しっかりと毎日のことや種まきに集中していきたい」と述べ、3期目の出馬を明言しなかった。小池氏の3選出馬は有力視されているが、前回選の出馬表明は告示の6日前だったこともあり、直前まで情勢を見極める考えだ。
この日の会見では、都知事として2期務めた成果に言及。新型コロナ対策や2021年の東京五輪を成功させたことなどに触れ、「世界をリードする都市東京としての実績をこれからも重ねていく必要がある。その礎を作ることができた」と振り返った。
一方、同日記者会見した広島県安芸高田市の石丸伸二市長が都知事選への出馬を正式に表明したことについては、「既に立候補したいという方が十数名いると聞いている。多くのチャレンジャーがいるんだなという認識だ」と述べた。