出産した生後間もない乳児の遺体を自宅に遺棄したとして、兵庫県警垂水署は18日、死体遺棄容疑で神戸市垂水区の無職の女（31）を逮捕した。
逮捕容疑は16日ごろから17日午後2時40分ごろまでの間、自身が出産した乳児の遺体を自宅に遺棄したとしている。同署によると女は知的障害があり、調べに対し「赤ちゃんが亡くなっても産婦人科に行かなくても、役所の方に言えば何とかしてもらえると聞いていた」と話しているという。
同署によると17日午後、女が同署に「昨日、自宅のトイレで出産した。今はビニール袋で赤ちゃんを包んでいる」などと連絡。駆け付けた署員が乳児の遺体を発見した。
同居する女の母親は「妊娠に気付いていなかった。どうしていいか分からなかった」などと話しているといい、同署が乳児の死因や詳しい経緯を調べている。