第2次世界大戦とシベリア抑留で亡くなった身元不明の戦没者を慰霊する「拝礼式」が27日、東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で開かれた。
秋篠宮ご夫妻のほか、政府関係者や遺族ら約500人が参列。政府の遺骨収集団がロシアや硫黄島などで収容した遺骨のうち、身元がわからず、遺族に引き渡せなかった301柱が新たに納骨された。同墓苑に納められた遺骨は計37万700柱となった。
新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年以降、拝礼式は中止や参列者を絞って開催されてきたが、今年は5年ぶりにコロナ禍前の規模で行われた。