東京都議会の定例会が２９日、開会した。小池百合子知事にとっては２期目最後の定例会で、都知事選（６月２０日告示、７月７日投開票）への対応が焦点だが、本会議冒頭に行われた所信表明演説では３選出馬を明言しなかった。
小池氏はすでに立候補の意向を固め、関係者との調整に入っており、表明の時期が注目される。
所信表明の中で小池氏は「都民が希望を持てる都政を展開するという決意は、一瞬たりとも揺らいだことはない」と改めて職務への意欲を強調。ただ、知事選への対応については触れず、議会終了後の記者団の質問に対し「まずはこの定例会にしっかりと取り組むことが現職の務めだ」と述べるにとどめた。
［時事通信社］