鹿児島空港近くの山林に、9日、訓練中の小型機が不時着した事故について、事故原因を調べるため、国土交通省の運輸安全委員会は、10日午後から、関係者への聞き取りなどを行う予定です。
(記者)「事故からおよそ22時間たった今でもオイルのような臭いがかすかに漂っている」
この事故は9日午前11時過ぎ、鹿児島空港に着陸する予定だった新日本航空の小型機が経路を外れ、空港から南東およそ2キロの山林に不時着したものです。
警察や新日本航空によりますと、当時、小型機は操縦訓練中で、乗っていた2人のうち、1人が軽い脱水症状で病院に搬送されましたが、2人にけがはありませんでした。
事故の原因などを調べるため、国土交通省の運輸安全委員会の事故調査官が10日午後、機長を務めていた訓練生に当時の状況などについての聞き取りや現場で機体の調査を行う予定です。