維新・馬場代表「岸田内閣、もう万策が尽きている…総理を代えてください」岸田政権初の党首討論 野党が改正政治資金規正法を“ザル法”と批判

岸田総理と各党の党首が3年ぶりの党首討論を行いました。 (立憲民主党 水岡俊一参議院議員)「こんな抜け道だらけの規正法改正で裏金事件の幕引きとは、自民党は国民の怒りを甘く見過ぎてはいないですか」 自民党派閥の裏金事件を受けて自民が提出した改正政治資金規正法に対して、立憲民主党など野党は「抜け穴だらけのザル法だ」と批判。衆議院で改正案に賛成した日本維新の会も「旧文通費改革をめぐり党首会談の約束が反故にされた」などとして、参議院では反対に回りました。しかし、自民党と公明党の賛成多数で可決・成立しました。 改正法では、政治資金の透明性の向上のためパーティー券の購入者の公開基準額を現在の「20万円超」から「5万円超」に引き下げることなどが盛り込まれました。ただ、政党から議員個人に支給される「政策活動費」をめぐっては「10年後に領収書などを公開する」などとしているものの、公開方法など詳細については決まっていません。 そして6月19日、岸田政権では初めてとなる党首討論が行われました。 (立憲民主党 泉健太代表)「政治資金規正法の改正案が可決をされました。我々にとっては大変残念です」 立憲の泉代表は改正法の内容が不十分だと批判。 (岸田文雄総理)「政策活動費についても透明性を高め、信頼をしっかりと得るために二重三重に様々な仕掛けを作って制度を作った」 (立憲民主党 泉健太代表)「解散をして、国民にこの政治資金規正法の改正案がいいのか悪いのか、是非、総理、国民に信を問おうじゃないですか」 (岸田文雄総理)「一つ一つ先送りできない課題に取り組むということ、経済をはじめ様々な課題に取り組んでいき、結果を出していく。これに専念をしていかなければならない」 維新の馬場代表からも… (日本維新の会 馬場伸幸代表)「(自民党議員も)皆さん、総理の不平不満だらけです。大変僭越ではありますけれども、私は岸田内閣、もう万策が尽きていると思います。総理ね、あすあさっての間に内閣総辞職して、総理を代えてください。責任をもって仕事ができる総理にバトンを渡してください」 (岸田文雄総理)「退陣のご要望でありますが、今、先送りできない課題に専念する。私としてはそれに全力を注いでまいります。結果を出すことに全力をあげてまいります」 立憲民主党は6月20日に内閣不信任決議案を提出する方針で、今国会の最終局面を迎えています。

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