東京都知事選でポスター掲示板の枠が不足した問題で、掲示板の枠外にポスターを掲示することになった男性新人候補が、都などを相手取り、計約2000万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。提訴は3日付。
知事選には過去最多の56人が立候補したが、都選挙管理委員会は48人分の掲示スペースしか用意しなかった。49番目以降に届け出た候補者にはクリアファイルなどを配布し、掲示板の枠外にテープなどでポスターを貼るよう依頼した。
訴状によると、男性は都選管に掲示板の増設を求めたが、対応してもらえなかった。男性は取材に対し、「扱いが不平等で、到底受け入れられない」と話した。都選管は「訴状が届いていないので、コメントは差し控える」としている。