稚内海上保安部によりますと、6日午前6時45分ごろ、北海道利尻島沖20メートルの海上で、1人乗りの漁船4隻が転覆する事故がありました。
事故があったのは、利尻富士町の沼浦展望台から約20メートルの沖合で、午前6時45分ごろ、ウニ漁をしていた1人乗り漁船4隻が、次々と転覆しました。
4隻にはそれぞれ40歳から88歳の男性1人が乗っていて、そのうち1隻に乗っていた工藤寿弘さん88歳が、運ばれた病院で死亡が確認されました。
残る3人のうち65歳と40歳の男性2人は、病院で手当てを受けていて、命に別状はありません。
またもう1人の40歳の男性は自力で海岸に戻り、無事です。
地元の漁協によりますと、最初に2隻が転覆し、救助に向かった2隻も転覆したということです。
周辺では6日午前5時半からウニ漁が始まり、4隻のほかにも漁をしていた船がいたということです。
当時、現場の天気は曇りで、北の風1.7m、波の高さは1.5mでした。