飲酒運転の車にはねられ27歳女性死亡、ホストクラブ従業員の男を危険運転致死傷で起訴

熊本市中央区で女性が飲酒運転の車にはねられて死亡した事故で、熊本地検は5日、同区のホストクラブ従業員の男(23)を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)で熊本地裁に起訴した。
起訴状などによると、6月15日未明、同区細工町付近の道路で、酒を飲んだ状態で軽乗用車を運転してトラックに追突し、逃走しようと反対方向に時速70~74キロでバック走行。車を制御できなくなって変圧器にぶつかり、反動で歩道を歩いていた女性2人に衝突し、熊本市職員の女性(当時27歳)を死亡させ、もう1人の女性の右膝に全治2週間のけがを負わせたとしている。
地検はバック走行で高速で運転したことなどから、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)の逮捕容疑から、より量刑の重い罪名に切り替えた。
熊本南署によると、男は事故前日の14日夜、勤務先のホストクラブに車で出勤し、飲酒していた。店は車での通勤を禁止していたという。

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