マイナカードの累計交付1億枚を突破 交付は人口の約8割に

マイナンバーカードの交付枚数が、累計で1億枚を超えたことがわかりました。
総務省の発表によりますと、累計の交付枚数は今月7日時点で1億10万8393枚となっていて国民のおよそ8割に交付されたことになりますが、持ち主が死亡したことや有効期限が切れたことに加え、自主的な返納もあり、現時点の国民の保有枚数は9278万4654枚となっています。
政府はマイナンバーカードと保険証を一体化し、12月に現行の保険証を廃止する方針ですが、5月のマイナ保険証の利用率は7.73パーセントにとどまっています。
政府はマイナンバーカードの普及とともに利用の促進を加速したい考えで、今年度中にはマイナンバーカードと運転免許証の一体化の実現を目指しています。
また、インターネット上で銀行口座開設や携帯電話の契約を行うための本人確認の際に活用できる、カードに搭載されたICチップの情報を読み込むことができるスマートフォン向けアプリを無料で提供しているほか、来年の春にはアメリカのアップル社が販売するiPhoneにマイナンバーカードの機能を搭載することで合意しています。
河野デジタル大臣はきょうの会見で、「より大事なのは実際に保有をされている枚数、あるいは日頃携行していただいている枚数」だと指摘したうえで、今後の利用促進に向け「マイナンバーカード、マイナポータルを活用することで、一度入力したものについては二度と記入しなくて済むようなシステムを作り上げたい」と意気込みを語りました。

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