高知県宿毛市で20日、母親を刃物で刺したとして30歳の無職の息子が逮捕されました。母親はその後、死亡し、警察は容疑を殺人に切り替え、捜査を進めています。
逮捕されたのは、高知県宿毛市の無職、中山恭佑容疑者(30)です。
警察によりますと、中山容疑者は20日午後6時40分ごろ、自宅1階の和室で母親の美和さん(62)を刃物で刺した疑いが持たれています。
近所の人から消防に「中山容疑者が母親を刺したと話している」などと通報があり、現場に駆けつけた警察や消防が、血を流して倒れている美和さんを発見。その後、搬送先の病院で死亡が確認されました。
警察は家の近くの道路で中山容疑者を発見し、その場で逮捕しました。現場からは血のついた刃物や鉄パイプが見つかったということです。
警察は今後の捜査や裁判に支障があるとして、容疑者の認否などを明らかにしておらず、容疑を殺人に切り替えて捜査を進めています。