酷暑のピークとなっています。今日29日(月)は関東、東海で命に関わるような危険な暑さとなり、栃木県佐野市では日本歴代最高気温に0.1℃まで迫る41.0℃まで上昇しました。夕方以降も気温が下がりにくいので夜間の熱中症にも警戒が必要です。
40℃以上を6地点で観測
夏の高気圧が勢力を強めていて、上空1500m付近は＋21℃以上、場所によっては＋24℃以上の真夏でもなかなかないような暖かな空気に覆われています。強い日差しやフェーン現象などが加わって、関東や東海では体温を大きく上回るような38℃以上の所が多くなり、15時10分までの最高気温は栃木県佐野市で日本歴代3位タイの41.0℃を記録。そのほか、静岡県浜松市・天竜や群馬県館林市、埼玉県熊谷市など6地点で40℃以上を観測しました。同日に6地点で40℃以上となるのは2022年7月1日と並ぶ過去最多です。また、京都市は39.4℃、甲府市は39.2℃まで上昇。東京都心も今年一番の暑さとなる37.3℃など、250地点で35℃以上の猛暑日になっています。
夜間も気温高く熱中症対策が必要
今日は気温を大きく下げるような大規模な雷雨の可能性は低く、夕方以降も気温の高い状態が続くとみられます。佐野市では夜の21時頃まで30℃以上で経過し、東京都心など大都市圏では夜間も30℃を大きく下回らない見込みです。外気温が高いため、エアコンを使わないと窓を開けていても室内の気温が下がりません。就寝中もできるだけエアコンを使用し、やむを得ない理由で使えない場合も、寝る前に水分補給を行うなどの対策を行ってください。なお、明日30日(火)は今日に比べると気温の上昇が抑えられるものの、それでも35℃以上の猛暑日の所が多く、危険な暑さに変わりはありません。