7日午後8時50分頃、高知市五台山の県道にある五台山トンネル内で、北進していた軽乗用車にイノシシ1頭がぶつかる事故があった。イノシシはトンネルを出て南に向かい、その後も市道などで車両4台と衝突。車を運転していた人らにけがはなかった。
高知県警高知東署によると、同時刻頃、通行人から「イノシシが五台山トンネルを南に走っている。イノシシに当てられた車がある」と110番があった。被害に遭ったのは乗用車や軽乗用車など計5台で、いずれも走行中にイノシシと衝突し、バンパーやフェンダーがへこんだり、タイヤがパンクしたりした。
事故を受け、高知市農林水産課は、付近の五台山小学校に注意喚起。「イノシシは臆病な生き物。出合ったときは慌てず、騒がず、近寄らずの冷静な対応をお願いしたい」と呼び掛けている。