2人が死亡した放火事件 容疑者の23歳男は上の階の住人と掃除機音でトラブルか 事件当日も相談を受け警察が来ていた…

岐阜県高山市のアパートで2人が死亡した火事は放火事件でした。逮捕された23歳の男は上の階の住人と「騒音トラブル」になっていたと言うことです。
住宅街に鳴り響く消防車のサイレンと、激しく燃え上がる炎。火事が起きたのは8月8日の午後10時半ごろ、岐阜県高山市の木造2階建てアパートです。
火は約4時間半後に消し止められましたが、焼け跡からはアパートの住人とみられる2人の遺体が。そして。
(吉田翔記者 高山警察署 10日 )「午前7時半過ぎです。森江容疑者の身柄を乗せた車両が検察庁に向かいます」
アパートに火をつけた現住建造物等放火の疑いで、逮捕されたのはアパートの1階に住む無職の森江琉聖(もりえ・りゅうせい)容疑者(23)。
警察によりますと火事が起きてから約1時間半後の8月9日午前0時過ぎ、森江容疑者が1人で高山警察署に出頭したということです。
事件当日も相談を受けて警察が来ていたが…
森江容疑者は「自分の部屋に火をつけた」趣旨の話をし、その後の取り調べでも容疑を認めているということです。
森江容疑者は事件前、アパートの住民とトラブルを起こしていました。
(アパートの大家)「夜中に掃除機の音がうるさいと(森江容疑者が)言って、下の住人(森江容疑者)が天井をどんどんやると、上の人もそれに対してどんどんとやる、それが原因でトラブルになった」
アパートの1階に住んでいた森江容疑者は、2階の住人と掃除機などの生活音を巡り度々トラブルに。
森江容疑者と住人との騒音トラブルに関する相談は、ことし3回高山警察署に寄せられ、事件当日も相談を受けて警察がアパートを訪れていました。
森江容疑者は事件前、祖母に「死にたい」と連絡していたとみられ、警察は2人の遺体の身元の確認を進めるとともに、事件のいきさつを詳しく調べています。

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