防災拠点か、メガソーラーか。土地の活用をめぐる問題で奈良県が中間報告を発表しました。 奈良県五條市にあるゴルフ場の跡地。南海トラフ地震などに備えた2000m級の滑走路など大規模な防災拠点の建設が計画されていました。ところが、2023年に就任した山下真知事が計画を一変させ、「巨大なメガソーラー」を整備すると発表したのです。これに地元住民は… (住民 今年2月の住民説明会)「私らは県を信用してやっていたんですよ。それを全て覆すのは県との信頼関係が全くなくなります…嘘ついてもいいんですか?」 反発を受け、県は4月から有識者とともに跡地の活用について議論してきました。そして8月20日、中間報告が行われ、跡地を県の中核防災拠点とし、近隣府県の応援部隊を受け入れる際の「基地」として使う方針などが示されました。一方、知事は… (奈良県 山下真知事)「非常用電源として太陽光発電が優れているという認識は変わっていません」 知事は今後もメガソーラーの必要性について議論を続けると話しました。