岩崎書店は20日、ロングセラー絵本「はれときどきぶた」シリーズの著者、矢玉四郎(やだま・しろう)さんが老衰のため死去したと伝えた。80歳。
矢玉さんは1944年2月3日生まれ、大分県別府市出身。商業デザイナーを経て漫画家として独立し、週刊少年マガジン(講談社)などで漫画を掲載。その後、児童文学作家に転向し、1980年に「はれときどきぶた」を発表。大ヒットとなり、テレビアニメ化や各国語に翻訳され、現代を代表する児童文学作品となった。
同社の発表は以下の通り。
「はれときどきぶた」シリーズの著者、矢玉四郎先生が2024年7月14日に老衰のため逝去されました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
ご葬儀は、矢玉先生のご遺志により、家族葬にて執り行われました。
春頃から体調を崩されていたそうですが、直前までメールでお返事くださっていましたので、私どもとしては思いもよらないことでしたが、満80歳、ご家族は、「生き切った」とおっしゃっていました。
1980年刊行の『はれときどきぶた』は、現在でも毎年版を重ねる超ロングセラー&ベストセラーとなっておりますが、こんなにも長く多くのこどもたちに愛され続ける作品に弊社が伴走できたことを大変光栄に思い、深く感謝しております。
矢玉先生も見守ってくださる中、則安くんやぶたはこれからも活躍を続けます!ひきつづきよろしくお願いいたします。
岩崎書店