小泉進次郎氏が自民総裁選に出馬意向も評価真っ二つ…《こいつだけはダメ》が噴出するワケ

《大混戦?大混乱の間違いではないのか?》
《カネの切れ目は縁の切れ目。裏金がなくなったら足の引っ張り合いが始まったな》
とうとうこんな声がSNSで出始めた。9月12日告示、27日投開票の日程が決まった、自民党総裁の岸田文雄首相(67)の後継を選ぶ総裁選のことだ。
過去最多の10人超が出馬するとみられている総裁選。19日には小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が先陣を切って立候補表明の会見を開き、「自民党は生まれ変わる」「脱派閥選挙を徹底する」と気炎を揚げた。他にも「熟慮している」「20人の推薦人集めの目途が立った」などと話している議員がいて、今後続々と名乗りを上げていくとみられている。
そんな中、“本命”と目されながらも、一方で《こいつだけはダメ》と意見が割れているのが小泉進次郎元環境相(43)だ。
小泉氏はすでに出馬する意向を固めたと報じられていて、周囲に「顔を替えればいいという問題ではなく、この総裁選は、党を変えるための真剣勝負にしないといけない」と語っているという。
■当たり前の事をもっともらしく話すのが「進次郎節」
前代未聞の裏金事件や旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)の問題で大揺れとなる中、「顔を変えればいいという問題ではない」「党を変える真剣勝負」は誰が考えても当然と言えば当然のことなのだが、当たり前の事を「新たな発見」のように話すのが「進次郎節」だ。
2021年にラジオ番組に出演した際には「プラスチックの原料って石油なんですよ。意外に知られていないですけど」「色もにおいもないから分からないと思うんですけど、石油って化石燃料」などと得意げに語り、ネット上で《小学生でも知っとるわ》《どんなギャグ?》と総ツッコミ状態に。
ピントが外れた受け答えも数知れず。福島第1原発から排出される汚染水の海洋放出について質問された際に「ノドグロが好き」と答えたり、気候変動対策について問われた時も、「気候変動問題への取り組みは、楽しく、カッコよく、そしてセクシーであるべきだ」と言ったり。あまりのトンチンカンぶりに「進次郎構文」「ポエム」と揶揄する造語も生まれた。
このため、SNS上ではこんな不安の声が出ている。
《進次郎が総裁、総理になったら、官僚はもちろん、諸外国の首脳に簡単に言い負かされるな》
《さすがに総裁=首相の器じゃないだろ》
ところで、2023年末時点の自民党員数は約109万人で、都道府県別の人口でいえば35位の宮崎県(約106万人)ほど。総裁選とはいえ、日本全体(約1億2600万人)の「1%」にも満たない組織の人事であり、TVメディアがそれほど力を入れて取り上げるべきニュースなのだろうか。

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