麻薬成分を含むチョコレートを輸入したとして、麻薬取締法違反(輸入)罪などに問われた格闘家「エンセン井上」ことイノウエ・エンセン・ショウジ被告(57)=米国籍=の初公判が27日、さいたま地裁(金子大作裁判長)であり、イノウエ被告は「間違いないです」と起訴内容を認めた。検察側は懲役2年を求刑、弁護側は執行猶予を求めて即日結審した。判決は10月3日。
イノウエ被告は被告人質問で「自分の注意不足でこのようなことを起こし反省しています」と謝罪した。
起訴状などによると、イノウエ被告は4月18日、麻薬成分を含むチョコレートバーを米ハワイから国際郵便の小包でさいたま市内の自宅に郵送。5月22日には麻薬成分を含む板チョコをキャリーケース内に隠し、成田空港に密輸入したとされる。
イノウエ被告は過去に総合格闘技イベント「PRIDE」などで活躍していた。
[時事通信社]