小泉氏、来月6日出馬表明=茂木氏「来週決断」―林氏3日、高市氏9日で調整・自民総裁選

自民党の小泉進次郎元環境相(43)は28日、9月6日に記者会見を開いて党総裁選への出馬を表明すると発表した。茂木敏充幹事長(68)は「来週には覚悟を持った決断をしたい」と言明。林芳正官房長官(63)は早ければ同3日、高市早苗経済安全保障担当相(63)は同9日に立候補の意志を明らかにする方向で調整に入った。
総裁選は9月12日告示、同27日投開票の日程で行われる。
小泉、林両氏は当初、今週中の表明を検討していたが、台風10号の影響を考慮し、先送りすることにした。茂木氏を含め、立候補に必要な20人の推薦人確保にめどが立っており、総裁選は乱戦の様相が強まっている。
小泉氏は28日、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、来月6日に出馬会見を開くとの予告動画を公開。報道各社の世論調査では高い支持を集めており、次期衆院選を意識する党内から待望論が上がっている。
茂木氏は28日、自身が会長を務める党栃木県連から衆院議員会館で出馬要請を受けた。茂木氏は少子高齢化など日本が抱える課題に触れ、「刷新感と同時に課題解決力のあるベストチームで結果を出すことが求められている」と強調。この後、記者団に「来週には決断したい」と語った。
林氏は同日の記者会見で、総裁選への対応について「コメントは差し控えたい」と説明。「台風10号に政府として万全の対応を取る」と述べた。
総裁選ではこれまでに石破茂元幹事長(67)、河野太郎デジタル相(61)、小林鷹之前経済安保担当相(49)が立候補を表明している。
[時事通信社]

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