台風が去っても…千葉県内で冠水や土砂崩れ発生一時避難指示まで…都内は気温急降下不安定な天気いつまで?【news23】

各地で猛威をふるった台風10号は過ぎ去りましたが、関東地方は激しい雨に見舞われ、千葉県内では、冠水や土砂崩れが発生しました。一方、東京都内では最高気温が30℃を下回り、街では長袖を着た人も目立ちました。
千葉県内で「恐怖を感じるような大雨」冠水や土砂災害も
記者「午後2時の昭和町の押原公園です。先ほどから大粒の雨が地面を打ち付けています。風も強くなってきました」
台風10号はもう消滅したのに…。雨、雨、雨ばかりです。
「運河みたい。川や。歩道冠水してるもんね」
千葉県成田市では1時間に46.5ミリの激しい雨が降り、佐倉市では9月最大となる1時間53ミリの雨量を観測。
「ヒザまで来てます」
県内では、千葉市や市原市など6つの自治体で「避難指示」が発表されました。
「すごい恐怖を感じるような大雨で、(車が)マフラーまで水が浸かる状態で、走行中いきなり止まった」「あちこちで止まり始めたんですよ、車が。台風並みでしたね。雷も鳴って。もう大雨ですね」
千葉市内では…
記者「千葉市緑区に来ています。ご覧のように土砂崩れが起き、ガードレールが浮いています」
大雨が降ったのは、未明から通勤・通学の時間帯。千葉市では、交通量が多い場所も冠水し、道路の白線がほとんど見えなくなりました。
市原市内で自転車をこぐ人たち。車輪の半分まで水に浸かっています。
撮影者「外を見たらすごい状況になっていた。子ども達が学校に行くので、それが心配でしたね。7時10分くらいに休校の連絡が入って休みになった」
市原市内では、午前6時半以降、冠水や床下浸水に関する110番通報がおよそ50件に上りました。
東京都心は気温急降下 不安定な天気いつまで?
時折、雨が降った東京都心。前の日から7℃近く気温が下がり、最高気温は30℃を下回りました。
さらに夜になって…
喜入友浩キャスター「空気がひんやりとしていて、風が吹くと半袖ですと肌寒く感じます。街には1枚羽織っている人の姿もあります」
「(Q.夏の服装で出てみたら)(外に)出てみたら夜は寒い」「ここに来て急に涼しくなってきた。ちょうどきょうから羽織り物を着て外出している」「いつも長袖は持っていってはいる、社内のクーラーも寒いので。でも(外に)羽織って行っても大丈夫かなという感じはした」
朝晩の気温差が大きくなる、これからの季節。心配されるのが、「寒暖差疲労」と呼ばれる体調不良です。専門の医師に聞きました。
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長「(患者の)8割くらいの人がだるい、倦怠感を訴えてきて、2番目にくるのが冷えの症状、3番目以降が頭痛・肩こり・めまい、気分的な不調が並んでくる」
「寒暖差疲労」は、気温の差が大きくなることで体温を調整する自律神経が乱れ、疲労がたまるものです。患者のおよそ8割が20代から50代の女性で、デスクワークの人が多いそうです。運動不足の人やストレスを抱えている人も自律神経が乱れやすいとのことです。
対策としては…
せたがや内科・神経内科クリニック 久手堅司院長「首や肩周りが特にガチガチになっていたり、冷えていたり、血流が悪かったりするので、そこだけマッサージや体操をするだけでも、だるさが取れて、寒暖差の不調が改善することが多い」
また、体を冷やさないようにするため、エアコンの温度調整に気をつけるほか、しっかり睡眠をとることなども大切だと話します。
あす、東海から関東甲信では雲が多く、所によっては急な激しい雨や雷雨となる恐れがあります。
東京では最低気温が6月以来となる20℃となる予報です。ただ、金曜日には晴れて、残暑が厳しくなる見込みで、体調管理に注意が必要です。

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