10日午前、札幌市北区の交差点で、乗用車とワゴン車が出合い頭に衝突し、ワゴン車の女性1人が死亡、他に女性2人もけがをしました。乗用車側に一時停止の標識があり、警察は運転していた中国国籍の34歳の女を逮捕しました。
路上と車体に大量の血痕、さらに助手席、最後列のシートかトランクの窓が割れています…10日午前9時20分すぎ、札幌市北区北28条西14丁目の交差点で、目撃した人から「黒いトヨタと白いホンダの事故」「車2台の事故で、高齢の女性の意識がない」などの通報が相次ぎました。
警察によりますと、黒の乗用車と白のワゴン車が出合い頭に衝突し、横転したワゴン車に乗っていた札幌市北区の星昭子さん91歳が意識不明で搬送された後、死亡が確認されました。他に女性2人も搬送されています。
現場の交差点は信号機がなく、黒の乗用車側に一時停止の標識がありました。
警察は、黒の乗用車を運転していた中国国籍で、札幌市北区新琴似に住む無職、フウ・ショウフン容疑者34歳を過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕しました。
フウ容疑者は、乗用車に“初心者マーク”を付けていて、通訳を介した取り調べに対し「間違いありません。私の不注意で相手の方に大きなけがをさせてしまい、申し訳ないと思っています。反省しています」などと話し、容疑を認めているということです。
死傷した女性3人は、ワゴン車でデイサービスに向かう途中だったとみられています。
警察は、フウ容疑者から事情を聴くなどし、事故の状況を詳しく調べています。