自民、兵庫知事の不信任案提出へ 県議会開会19日にも、可決公算

斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を巡り、県議会最大会派の自民党は知事の不信任決議案を9月議会に提出する方針を固めた。開会日の19日に提出する案が浮上している。関係者が11日明らかにした。維新の会、公明党のほか、立憲民主党県議らでつくるひょうご県民連合も不信任でまとまる見通しで、可決される公算が大きい。
自民など4会派は無所属議員4人と共同で12日に斎藤氏へ辞職を申し入れる予定。先行した維新を含む全ての県議が辞職要求する形となった。斎藤氏は拒絶する姿勢を示しており、自民はこれ以上の県政停滞は許されないと判断、不信任案へとかじを切った。
可決された場合、斎藤氏は失職か議会解散かの選択を迫られる。文書を元県幹部の男性が3月中旬に作成、配布してから約半年。男性が亡くなる事態となった一連の問題は重大な局面を迎える。
11日に記者団の取材に応じた斎藤氏は「事実関係の調査が優先課題で、調査後に改善すべきところを改善するのが私のやるべきことだ。議会にも理解してほしい」と述べ、続投の意思を示した。

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