伊豆諸島で相次ぎ津波観測 八丈島八重根では50センチ 震源とほど近い島周辺では「海面変色」須美寿島の噴火警報と関連は

けさ、伊豆諸島と小笠原諸島に一時、津波注意報が発表され、伊豆諸島では津波が観測されました。今回、大きな揺れが観測されないまま突然、津波注意報が出されましたが、その原因とは。
午前8時すぎ、伊豆諸島と小笠原諸島に出された津波注意報。
八丈ビューホテル 宮代昌秀支配人「町の方からの呼びかけがありまして、海岸線には近づかないようにと」
八丈島八重根で50センチ、神津島で20センチ、三宅島や伊豆大島でも10センチの津波を観測しました。
被害はなく、その後、津波注意報は解除されましたが…
三宅島の漁師の男性「地震も感じなかったので何でだろうと」
津波の原因は午前8時すぎ、鳥島近海で起きた地震とみられていますが、震度1以上が観測された地域はありませんでした。
津波を引き起こした地震のメカニズムについて、気象庁はわからないとしていますが、震源とほど近い須美寿島では気になる現象が。
これは今月18日、海上保安庁が撮影した映像。島周辺の海面が変色しているのがわかります。
海底噴火のおそれがあるとして、気象庁は撮影翌日に須美寿島に噴火警報を発表しました。
実は去年10月にも鳥島近海を震源とする地震で津波注意報が発表され、海底噴火が関係している可能性が指摘されているのです。
気象庁の担当者は「過去に鳥島近海で発生した火山活動による地震と、今回の地震の特徴は似ているという印象は受ける」としています。

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