党幹事長に森山氏、選対は小泉氏 菅前首相に副総裁就任を打診へ

自民党の石破茂総裁(67)は、党幹事長に森山裕総務会長(79)、選対委員長に小泉進次郎元環境相(43)、政調会長に小野寺五典元防衛相(64)を起用する方針を固めた。岸田内閣の林芳正官房長官(63)を続投させ、加藤勝信元官房長官(68)は財務相に充てる。菅義偉前首相(75)に副総裁就任を打診する方針だ。菅氏の意向を踏まえ最終判断する。総裁選の決選投票で争った高市早苗経済安全保障担当相(63)は総務会長起用の打診を固辞した。関係者が28日、明らかにした。
石破氏は30日に党執行部を発足させる方針。早期の衆院解散・総選挙を見据え、総裁選で争った8候補の取り込みを図ろうとした。ただ高市氏が党の要職を拒み、決選投票で石破氏の支持に回ったメンバー中心の起用が目立ち、挙党態勢の構築に不安を残した。
赤沢亮正財務副大臣(63)、御法川信英国対委員長代理(60)の入閣、公明党の斉藤鉄夫国土交通相(72)は続投で調整している。
森山氏は歴代最長の国対委員長を務めるなど党務に精通するほか幅広い人脈を誇る。

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