架空のクラシックカービジネスで1億4千万円だましとる 56億円集めたか 男を再逮捕へ 兵庫県警

クラシックカーを仕入れて復元(レストア)するビジネスへの投資を募り、計約1億4千万円をだましとったとして、兵庫県警が詐欺容疑で、東京都渋谷区広尾の自動車修理仲介業、室崎泰夫容疑者(42)を1日にも再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
室崎容疑者は「車を仕入れていないことがあった。お金は返すつもりだった」などと容疑を一部否認しているというが、これまでに約56億円を集めた一方、30億円以上が償還されない恐れがあるという。
捜査関係者によると、昨年4月ごろ、東京都内の税理士の男性にクラシックカーの仕入れとレストア費用として投資すれば6~7%を上乗せして償還するなどとの投資話を持ち掛け、この男性から計約1億4千万円をだまし取った疑いが持たれている。
県警によると、室崎容疑者は9月10日、兵庫県西宮市の会社役員の男性にこのビジネスでの投資を持ち掛け、約4億円をだましとったとして詐欺容疑で逮捕されていた。
室崎容疑者は令和2年ごろから同様の手口で投資を募っていたとみられるが、多くのケースで実際には車を仕入れていないなどビジネスの実体がなかったという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする