初入閣の赤沢経済再生相「冷や飯の本を書こうかと思っていたが、突然狂い咲きになった」

石破内閣の閣僚は就任から一夜明けた2日、前任からの引き継ぎ式や職員への訓示などを行い、各省庁が抱える課題の解決や政策の推進に向けたスタートを切った。
電力需要増への対応や脱炭素化など重要政策を担う経済産業省では、斎藤健・前経産相が引き継ぎ式で武藤経産相に「1トンくらいあります」との言葉を添えて資料を手渡した。武藤氏は「しっかり結果を出していかなければならない」と表情を引き締めた。
石破首相の側近の赤沢経済再生相は記者会見で、「2026年度中には防災庁を設置するべく検討を進める」と述べた。防災庁設置は首相が自民党総裁選で訴えた内閣の肝いり政策だ。
訓示では、首相が5回目の総裁選挑戦で勝利し、自身も初入閣に至ったことを念頭に、「『冷や飯のおいしい食べ方』との本を書こうかと思っていたが、突然狂い咲きになった」と述べ、職員の笑いを誘った。
過去に安倍元首相を「国賊」と表現したことを「正論だ」などと主張した村上総務相は、記者会見で改めて見解を聞かれ、「直ちにご遺族に謝罪した。終わったものと考えている。党内融和を図ることも私の職責だ」と釈明した。

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