茅ヶ崎の海岸に「予防着陸」の米海軍大型ヘリ、4時間後に離陸…近くに住宅街や中学校

10日午前11時5分頃、神奈川県茅ヶ崎市の海岸に、米海軍厚木基地所属の大型ヘリコプター「MH60R」が不時着した。3人が乗っていたが、周辺住民を含めてけが人はなかった。
同基地によると、不時着は危険回避のための「予防着陸」で、「原因は調査中」という。ヘリは約4時間後の午後3時過ぎに離陸し、厚木基地に戻った。
同市の佐藤光市長は「誠に遺憾。地域住民に大きな不安を与えるもの」とのコメントを出し、米軍などに原因解明と再発防止を求めていく考えを示した。
現場はJR茅ヶ崎駅から南に約1・5キロの海岸で、近くに住宅街や中学校がある。県内では8月にも海老名市の田んぼに米海軍の別機種のヘリが不時着していた。
中谷防衛相は10日、安全管理に万全を期すよう米側へ申し入れたことを報道陣に明かした。

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