羅臼町で土砂崩れ 道路塞ぎ知床半島の先端側104世帯265人が孤立 水道施設の水道管壊れ土砂流出か

15日あさ、北海道の羅臼町で土砂崩れが発生し、道道を塞ぎました。現場は通行止めとなり、104世帯265人が孤立状態となっています。
大量の木と土砂が道路に流れ込み道を塞いでいます。午前7時半ごろ、羅臼町岬町の道道で「土砂崩れが起きています」と消防に通報がありました。警察によりますとこの土砂崩れによるけが人はいませんが、この影響で道道のおよそ2.3キロが通行止めとなっています。
町によりますと、道道沿いの山の上にある水道施設の水道管が何らかの理由で壊れ、土砂が流出した可能性があるということです。
現場の道道87号は知床半島の羅臼側を走り、半島の先端側の住民にとっては町の中心部へ通じる唯一の道です。土砂崩れ現場から半島の先端にかけては104世帯265人が住んでいて、現在、孤立状態となっています。
町によりますと水や電気などのライフラインに影響はありませんが、15日は波が高く船の運航もできない状況だということです。
孤立した地域に住む女性)
「食料はさほど心配ないと思うんですけど、ただ病人が出たとき困るよね。けっこう年寄りが多いからね」。
道路を管理する道は正午ごろから重機を使って土砂の撤去を始めていますが、開通の目途はたっていません。土砂の撤去作業に伴い、町内の一部地域では今後停電が発生する予定です。

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