大阪高検が元特捜主任検事への告発受理 無罪事件で「検察なめんな」責める取り調べを黙認

学校法人の土地取引を巡る横領事件で大阪地検特捜部に逮捕・起訴され、裁判で無罪が確定した不動産会社「プレサンスコーポレーション」の元社長、山岸忍氏(61)が、違法な取り調べを黙認したなどとして、特別公務員暴行陵虐罪などで、事件の主任検事だった蜂須賀三紀雄・神戸地検刑事部長(52)を告発した問題で、大阪高検が30日、告発を受理したことが分かった。
すでに同罪で蜂須賀氏の部下だった検察官の田渕大輔被告(52)を刑事裁判に付す決定が出ている。
告発状では、田渕被告が机をたたきながら山岸氏の元部下を「検察なめんなよ」などと責め続けた取り調べを組織内で共有したのに、蜂須賀氏は問題視せず容認したとして「同罪の共謀が認められる」と主張している。

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