四国や中国に激しい雨を降らせた活発な雨雲が関西エリアに広がってきました。大阪市や京都市などを含む各地で激しい雨になっていて、道路冠水や都市河川の増水などに警戒が必要です。
大阪、京都ともに11月の観測史上1位
台風21号から変わった低気圧の東進に伴って、関西では昼頃から雨が強まってきました。南から非常に湿った空気が強く流れ込んでいるため11月としては雨雲が発達し、激しい雨の降っている所があります。
13時40分までの1時間には兵庫県三田市で43.5mm、京都府南丹市・園部で42.5mmの激しい雨を観測。また、13時50分には大阪市で38.5mm、京都市で31.0mmと11月としては観測史上1位の強雨です。近畿の全府県に大雨警報もしくは洪水警報が発表され、京都府には土砂災害警戒情報も出ています。
発達した雨雲は15時頃にかけて通過してく予想で、局地的には1時間に50mm以上の非常に激しい雨の降るおそれがあります。大規模な道路冠水が発生したり、都市河川が急激に増水することが考えられるため警戒が必要です。
また、活発な雨雲が通過するタイミングでは突風を伴う危険性がありますので、雨のピークのタイミングはできるだけ外出や移動などを避けるようにしてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)