海上自衛隊の横須賀基地に寄港した韓国軍の大型艦艇に中谷防衛相が乗艦し、両国の協力強化をアピールしました。
横須賀基地に寄港したのは「独島級」と呼ばれ、ヘリなども含めて上陸に必要な物資などを輸送できる韓国軍の大型の揚陸艦「マラド」を含む3隻です。韓国軍の士官候補生らが訓練などのため、乗艦しています。
中谷防衛相は「日韓の防衛当局間においては協力強化に向けて、動きが急速に進展している」と述べ歓迎しました。
その後、中谷大臣は韓国側との交流のため「マラド」に乗艦しました。
防衛省によりますと、日本の防衛相が韓国の軍艦に乗艦するのは、記録が残る限りでは初めてということです。
また、韓国軍の士官候補生を乗せた訓練部隊が来日するのは2017年以来で、ことし6月に韓国海軍の「レーダー照射」について再発防止策で合意して以降の防衛当局間の関係改善の現れとみられます。