15日に101歳で逝去された三笠宮妃百合子さまを悼む一般の弔問記帳が16日朝、赤坂御用地(東京・元赤坂)の三笠宮邸敷地内で始まった。開始時刻の午前9時から弔問客が続々と訪れ、戦中、戦後と三笠宮さまに寄り添い、宮家を守られてきた百合子さまをしのんだ。
夜行バスで訪れた、京都府八幡市の無職男性(77)は「穏やかで国民の母親のような存在だった。どうか安らかに旅立ってほしい」と涙ながらに語った。
宮内庁によると、記帳の受け付けは午前9時から午後7時で、当分の間行われる。宮邸では16日夕、納棺に当たる「お舟入」が営まれ、皇族方が別れの拝礼をする「拝訣」の儀式も行われる。
通夜は24~25日に宮邸で行われ、本葬にあたる「斂葬の儀」は26日に豊島岡墓地(東京・大塚)で営まれる。