愛知県岡崎市は20日、同市立大樹寺保育園の給食で提供されたみそ汁にボタン型電池1個(直径2センチ、厚さ1・6ミリ)が混入したと発表した。園児136人と職員26人にみそ汁が提供された後、調理に使う回転釜にあった残りを調理業務員が処分しようとした際に、沈んでいるのを見つけた。
発表によると、見つかったボタン型電池は調理に使う温度計用と同型で、同日、温度計の電源が入らなかったため、交換のために調理室内に持ち込まれていた。しかし、交換前に温度計が作動したため、持ち込んだ電池を回転釜の横にあったワゴン上に放置していた。ワゴン上では、鍋に移し替える作業が行われるため、その際に混入した可能性があるという。
ボタン型電池は、誤飲すると短時間で食道や胃がただれ、穴が開き、命に関わる恐れもある。市は園児や保護者らに謝罪し、異常時は医療機関を受診するように要請した。