石破首相は26日、東京・両国国技館で行われた大相撲初場所千秋楽の表彰式に出席し、優勝した大関・豊昇龍関に内閣総理大臣杯を授与した。日本相撲協会によると、首相が自ら授与するのは2019年5月の安倍首相(当時)以来となる。
首相は土俵上で賞状を読み上げた後、約40キロの杯を抱え、サポートを受けながら豊昇龍関に手渡した。
内閣総理大臣杯の贈呈は、首相や代理の官房副長官ら政府高官が務めることが多いが、昨年11月の大相撲九州場所では表彰式に政府関係者が出席せず、SNSなどで対応を疑問視する声が上がった。林官房長官はその後の記者会見で、「日程の都合がつかなかった。今後とも日程の都合がつく限り、政府関係者が出席する」と釈明していた。